DMX対ArtNet対sACN:インスタレーションにどのプロトコルを選ぶべきか?

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Comparison chart of DMX, ArtNet, and sACN protocols for lighting

🔦  今日の照明は単なるランプではなく、複雑なデジタルシステムを含んでいます。照明器具を制御するために、さまざまな通信プロトコルが使用されます。Sundrax の機器を参考にして、3つの人気オプションであるDMX512、ArtNet、およびsACNを検討します。各プロトコルには独自の機能、利点、制限があります。あなたのプロジェクトに最適なのはどれですか? Sundrax のエンジニアと一緒に探ってみましょう。

DMX512 lighting console controlling stage lights in a theater

DMX512 — クラシックなライティングコントロール

利点
  • シンプルで信頼性が高い
  • ほぼすべての照明器具に対応
  • 小規模から中規模のインスタレーションに理想的 
欠点
  • 1つのユニバース(512チャンネル)に限定
  • スケーリングが難しい
  • 双方向の通信ができない(RDMなしでは) 
使用する場合
  • 🎭 固定器具の数が限られている劇場、小さなステージ、建築物など
Close-up of Ethernet cables used in ArtNet lighting systems

ArtNet — Ethernet経由のDMX

🎛️  ArtNetはIPネットワーク上でのDMXデータの送信を可能にします。これは、標準のDMXが不足する大規模なプロジェクト向けに設計されています 

利点
  • 単一のケーブルで複数のDMXユニバースをサポート
  • ソフトウェアおよび照明コンソールで広くサポートされています
  • 標準のネットワークインフラを活用 
欠点
  • 信頼性の低いネットワークではパケット配送を保証しないUDPを使用
  • IPネットワークとルーティングの設定が必要 
使用する場合
  • 🌇 多数のフィクスチャを含む建築インスタレーション、メディアファサード、ショー
Multicast network setup for sACN in a large exhibition complex

sACN(ストリーミングACN) — より信頼できる代替手段

⚡ sACNは、ANSIとESTAによって開発された、ネットワーク上でDMXデータを伝送するための最新プロトコルです。ほとんどの現代機器に対応しています。 

利点
  • 最大63,999のユニバースをサポート
  • マルチキャストと冗長性を提供
  • 信頼性のあるデータ配信を保証(ArtNetとは異なる)
  • 公式のANSI E1.31規格に準拠 
欠点
  • 対応機器とよく設計されたネットワークアーキテクチャが必要 
使用する時期
  • 👷 安定性とスケーラビリティが重要なアリーナやコンサートホール、展示複合施設などの大規模インストール

プロトコルの選択: 推奨事項

📌 DMX512 – 最大512チャンネルのシンプルなインストールに推奨

📌 ArtNet – 多くのフィクスチャーと基本ネットワークを備えたセットアップに適しています

📌 sACN – 高信頼性を必要とする重要なシステムに最適

サンドラックスエンジニアの意見

✨ 小規模プロジェクトにおいて、DMXは優れた選択肢であり続けています。しかし、何百という照明器具を伴うファサードや大規模なステージ制作には、ArtNetやsACNがより柔軟性を提供します。ネットワークアーキテクチャを慎重に計画し、冗長性を確保してください。

どのプロトコルがあなたのニーズに最適なのか悩んでいる場合は、Sundraxのエンジニアが最適なシステム設計をお手伝いします。

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